QPM

非線形光学効果による波長変換デバイスの研究

波長変換

近年ネットワークの通信量が急激に増大によって,通信障害等の問題が少なからず起きています。その課題への対策として,高密度波長分割多重通信方式(DWDM)というものが考えられていますが,この方式における波長変換器として擬似位相整合を用いた接着リッジ導波路(QPM-ARW)は有効です。私達QPMグループが作製したデバイスは、世界最高の変換効率(4600%/W)や広帯域等の特長をもっています。

擬似位相整合(QPM)

第二高調波を効率的に発生させるためには位相不整合な状態を整合する必要があります。周期的に分極を反転することによって擬似的に位相を整合させる方法を擬似位相整合といいます。他に複屈折整合等の方法もありますが、より高効率なデバイスを作製することができます。

接着リッジ導波路(ARW)

下図のようにコアが突起上の構造を持つ導波路をリッジ導波路といいます。導波路を作る手法としては、Ti拡散やプロトン交換などもありますが、より高効率なデバイスを作製することができます。

qpm-waveguide qpm-process

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